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2003年04月29日
吹奏楽のコンサート
ちゃっちゃんママさんに紹介していただいた、
横浜港北区民吹奏楽団のコンサートに行ってきました。
コンサートを聴きに行くのは10年ぶりくらいかもしれません。会場のみなとみらいホールは初めて行くホールなので、どんなところか楽しみにして出かけました。しかも、このコンサートでは、吹奏楽をやっている人なら知らない人はいないんじゃないか、と思うほど著名な作曲家のアルフレッド・リードが、客演で自作の曲を指揮するということでしたので、どんな演奏になるのかワクワクでした。
コンサートは2部構成になっていて、リードは1部で登場しました。振った曲目は、「アルメニアン・ダンス・パート1」と「エル・カミーノ・レアル」、そして、この楽団の委嘱作品で世界初演となる「イースト・アンド・ウエスト」というマーチでした。
アルメニアン・ダンスもエル・カミも、数あるリードの作品の中でも定番のものです。私も昔吹いたことがあるので、作曲者自らが指揮する曲作りにとても興味がありました。
演奏は、私の頭の中にあったテンポに比べ、とてもゆっくりとしたテンポ運びで、リードの指揮の指示は、メロディをしっかり吹かせるという感じでした。バンドもそれに応えて、特に木管が良く鳴っていてよかったです。
少々、ペットとトロンボーンが非力かなというのが残念でしたけど、一生懸命さは伝わりました。
久しぶりにブラスの演奏を聴いて、自分もまたやりたくなりました。リードの曲は、何か心を熱くするものがあるなぁと、忘れていたものを思い出させてくれた気がします。
会場には、家族連れや年配の方もたくさんいましたが、制服を着た中学・高校生もたくさん聴きに来ていました。みんな吹奏楽をやっている子たちでしょう。休憩時間にはブラス談義に花が咲いていました。長く続けるのは何かと大変ですが、一生の趣味になるといいですね。(父)
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2003年04月27日
タンポポの綿毛
お庭のタンポポが綿毛になりました。(^^♪
まあるくふわふわの綿毛です。
夏ちゃんが、「ねー、おとーさん、タンポポ、綿毛になったよ、写真とってー」と言うので、デジカメでパチリ。
綿毛のタンポポを指差して、夏ちゃんは「こっちは、なっちゃんの」「こっちは、ゆきちゃんの」と言いながら摘んでいました。「ゆきちゃんに見せてあげようねー」とお仏壇のところまでもって行ってくれました。
お庭の西側のところにも綿毛になったのがあって、夏ちゃんとお母さんが摘んできました。コップに水を入れてさしてお供えしました。
夏ちゃんは、「ゆきちゃん、わーい、いっぱいだねーって喜ぶね」とニコニコしています。写真の中の友紀野の表情が柔らかくなったように思います。(父)
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2003年04月26日
主治医のT先生からのお返事
輸血用血液からの白血球除去の厚生労働省の方針について、友紀野の主治医のT先生にメールを書いたところ、すぐお返事をいただけました。
要点をまとめると;
・白血球除去輸血は、これまでは各病院、各担当医師に任されていた。
・白血病や悪性疾患の場合は、白血球除去は必須と考えられている。
・交通事故や外科手術における大出血の場合は、輸血時に白血球除去フィルタを通していると、救命が間に合わないことがある。
(無理に輸血速度を速めようとするとフィルター通過時に溶血が起こってしまうため)
とのことでした。
事故などで大出血した場合は、とにかく輸血することで救命できているケースも少なくないそうで、救命救急はとにかく時間の問題なので、必ずしも原則論が通用するとは限らないとのことでした。
今回の厚生労働省の方針は、輸血用血液の供給時点で、白血球除去したものを準備する態勢を整えようというものとのことで、そうすることで現場での負荷も少なくなって、非常に良いことだと思います、と先生は書いておられました。
ただし,これまで輸血時にフィルタを使わなかったところではコスト増になるので、全体的コストも増加すると考えられるそうです。そのコスト増が救命率を下げないことを祈るばかりです、とのことでした。
また、血液新法によると、来年には輸入血液製剤の使用率を下げるという絶対目標が設定されているそうで、例えば、ガンマグロブリン製剤は自給を目指すそうです。これによって、血液製剤の感染という点での安全性は高まるけれども、一方で、品質という点では若干劣る場合もあるとのことでした。従って、必ずしも、患者にとってトータルのメリットがあるかどうかは分からないというのが先生のコメントでした。例えば、友紀野が移植のときにたくさん使った、サイトメガロウィルス高力価製剤は輸入製剤の方が高い力価があるそうです。
お忙しい中、変わらず丁寧な説明を頂いてとても嬉しく思いました。お返事は土曜の夜中だったのですが、「今日も新患が入院し、帰ってきたばかりです」とのことでした。子供たちのために今日も尽くしておられる姿に頭が下がります。(父)
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2003年04月25日
輸血用血液の白血球除去
新聞を読んでいたら、厚生労働省が「すべての輸血用血液から白血球を除去して、輸血に使用する方針を決めた」という記事が出ていました。
記事によれば、輸血後の重篤な副作用を白血球除去で抑えられる、と書かれています。英国、フランス、ドイツ、カナダは、白血球除去を100%実施、米国でも導入が進んでいるという記述もありました。
この記事を読んで「あれ?」と思いました。友紀野がお世話になった病院では、輸血の血液は必ず放射線を当てて白血球を除去していて、更に白血球フィルターを使っていました。いつもそうだったので、輸血ではそうするものだと思っていましたが、この記事を読んで、実は決まったルールではなかったということを知りました。
こども医療センターの治療が最先端であったということを改めて知った思いです。(父)
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2003年04月20日
木綿のハンカチーフ
テレビ朝日で“懐かしの名曲&アニメ名場面100”という番組をやってました。普段は夕飯時には子供達が気をとられないようテレビを消しているんですが、題名につられてつけていました。
ランキング形式で次々紹介される名曲とアニメは、確かに懐かしいものばかり。ついこの間のような気もするけれど、年を見ると20年くらい前の作品だったりします。知らない間に月日は流れてしまったような、自分だけ取り残されているような感覚も覚えます。
いろんな曲が紹介される中、“木綿のハンカチーフ”が流れたとき、夏ちゃんが「きれいな曲だねー」とニコニコになりました。何だか気に入った様子。こういう反応は新鮮に感じますね。夏ちゃんの中の何かに触れたんでしょう。
この曲、子供の頃から聴いていたと思うのですが、歌詞の内容にグッと感じ入ったのは、大学進学で地元から上京すると決まった頃だったことを思い出しました。若かったなぁなんて思っちゃいました。
お兄ちゃんはというと、アニメの名場面に釘付けになってました。「あのアニメはお父さん何歳の時に見たの?」と後でお風呂に入ってるときに質問していました。ちょっとした会話のきっかけになって、こういう企画の番組もよいものですね。
今年はNHKの放送50周年で、“おしん”とか“ひょっこりひょうたん島”といった名作を再放送していますね。“サンダーバード”や“プリンプリン物語”なんてマニアックなのもやってます。自分が楽しんだ作品を自分の子供と楽しめるのは、また面白いことだと思っています。こうして何かが受け継がれていくといいなと考えるのは、期待しすぎでしょうかね。(父)
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2003年04月19日
ハムハムレジスター
お兄ちゃんと夏ちゃんが、友紀野の誕生日プレゼントのハムハムレジスターで遊んでいます。
誕生日の時にもご紹介しましたが、これなかなか面白いのです。バーコードリーダーが付いていて、そのリーダーをバーコードに当てると「ピッ」と鳴って値段が出ます。レジスターのところはちゃんと電卓になっていて計算も出来ます。ポイントカードや買い物籠も付属していて、お買い物ごっこを楽しめます。
今日はお兄ちゃんが思いつきで、そのバーコードリーダーを夏ちゃんの頭に当てると、「あ、950円って出たよ!」と喜んでました。「じゃぁ、夏ちゃんの足は?」「ピッ」「あ、350円だ」とかいろいろやってます。最後に「ぼくの頭は?」「ピッ」「あ~、50円だって!」あはは。夏ちゃんに負けたね。
ハムハムレジスターはお仏壇の横に置いてあります。友紀野がそばで見ている気がします。(父)
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2003年04月16日
御礼
おかげさまでアクセス数が20000ヒットを超えました。たくさんの方々が友紀野に会いに来て下さって、とても嬉しいです。
このHPを作ってメールや掲示板でメッセージを頂くようになり出会いが広がりました。皆さんいろいろな立場からお話してくださって、とても感謝しております。どうかこれからもよろしくお付き合いをお願いいたします。(父)
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2003年04月13日
暖かくなりました
昨日の雨はあがって、今日はいい天気でした。少し蒸し暑いかなと感じるくらいです。窓を開けると風が通っていきます。ほんのり太陽の香りの風。桜も散って季節は移り変わっていきますね。
相変わらず休日はゴロゴロしてます。最近お腹の太りが気になりだしたので、新聞のチラシに入っていたダイエット食品の広告をながめていたら、「そんなのよりウォーキングでもやったら?」とお母さんに言われちゃいました。ビールの量も減らすべきでしょうかね。と言いながらビール片手にこれを書いてます。(^^ゞ
そういえば今日は13日。友紀野の月命日です。といっても特に何もしないのですが、いつもは朝だけのお線香をこれを書く前にたきました。お線香にどれ程の意味があるかよくは知らないのですが、清める意味があると読んだことがあります。友紀野のコーナーが清められる気がしてお線香をたいています。
今使っているお線香は葬儀屋さんが用意してくれたもの。2年が過ぎてそろそろなくなります。新しいのを買わないとね。香りのいいものをたいてやりたいので、何かおすすめのものはないでしょうか?(父)
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2003年04月12日
お絵かき
今日、お母さんはN響の演奏会を聴きにNHKホールへ出かけたので、お兄ちゃんと夏ちゃんと3人でお留守番です。
デュトワが音楽監督で指揮をしているうちにコンサートに行きたいと前々から言っていたので、楽しみにして出かけていきました。思い返してみればお兄ちゃんが産まれてからこのかた、まともなコンサートなんて何年ぶりでしょうか。楽しんできたようでよかったです。
お留守番の間、始めお兄ちゃんと夏ちゃんは、チョロQで遊んでました。途中、お昼にハッピーセットのおもちゃ目当てにマックへ行って食べてきました。二人ともお目当ての犬のぬいぐるみをゲットして満足したご様子。
家へ帰ってきて、お兄ちゃんはドラクエⅦの続きを始めてしまったので、手持ち無沙汰の夏ちゃんは「おえかきする」と言います。お絵かき帳にポケモンのコロコロスタンプでころころして遊んでましたが、「おとうさん、何か書いて」と夏ちゃんからリクエスト。
お絵かきはあまりレパートリーがなくて困るのですが、友紀野が入院してる時は見よう見まねで描いたものです。「これなーんだ」と言いながら描くと、友紀野が「アンパンマン」とか答えてくれるのが嬉しくて一生懸命描きました。アンパンマンの仲間では、カレーパンマンが難しい。ドキンちゃんも可愛く描けない。でも友紀野は喜んでくれました。
夏ちゃんのリクエストには、あの頃覚えた中から、アンパンマンとバイキンマンの二つを描いてあげました。描いた絵を見て夏ちゃんは「ここは何色?」と塗り絵をしたいご様子。なので、バイキンマンの角を黒く、アンパンマンのお鼻を赤く塗ってもらいました。何とか塗れて「できた」と嬉しそうでした。
友紀野も一緒に楽しんでいてくれたかもしれません。(父)
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2003年04月11日
写真もってくるね
家へ帰ると「お花がいろいろ咲いたから夏ちゃんと写真を撮ったよ」とお母さん。「そしたら、夏ちゃんが『ゆきちゃんの写真ももってくるね』って言って持ってきてくれたんだ」と教えてくれました。
夏ちゃんはお姉ちゃんにもお花を見せてあげようと思ったのかな。一緒に写真に写ろうと思ったのかな。友紀が喜んでいたでしょう。夏ちゃんの中にしっかり存在していてくれて嬉しい話でした。(父)
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2003年04月10日
新人くん
うちの部署に今年の新人くんが配属されてきた。ハキハキした受け答えでフレッシュな感じが好印象です。彼のために新しいテーマの仕事もできたので頑張ってもらいましょう。
早速、歓迎会ということで飲みに連れて行った。ちょっとおしゃれな居酒屋。料理は美味しかったけれど、少々高くつきました。お小遣いなくなっちゃったよ。月末までどうしよう。でも、自分も先輩にたくさん飲ませてもらってきたからね。こういうのは順番ですから。
希望に満ち溢れてというと大げさに聞こえますが、勉強して頑張りますという言葉に素直にエールをおくりたい。私も新しい仕事を二つ担当することになった。しかも納期がかなりキツイ。やる気を搾り出して取り組まなくっちゃ。(父)
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2003年04月06日
お兄ちゃんと遊びたい
せっかく晴れたというのに朝寝坊して結局お家でごろごろしてました。本当は花見にと思っていましたが、気分が沈んでいたので出かけるのをやめました。
お兄ちゃんのお友達が誘いに来て、外へ遊びに行ってしまったので、夏ちゃんが「お兄ちゃんとあそびたいー」とぐずっています。「お父さんと遊ぼうか?」と言っても、「お兄ちゃんがいいの!」と怒っています。
お昼過ぎにお兄ちゃんが帰ってくると早速「あそぼー」と駆け寄ります。夏ちゃんはしまじろうのパズルで遊びたいらしい。お兄ちゃんは「えー、またそれー?もう飽きちゃったよ」と言いながらも夏ちゃんに付き合ってくれました。
本当はお兄ちゃんは先日お母さんが「買っちゃった」ドラクエⅦをやりたそうでしたが、夏ちゃんが「チョロQがいい」と言うので、これも仕方なくチョロQの対戦に付き合ってくれてました。お兄ちゃんご苦労様。
これで友紀がいたらどんなバランスになっていたでしょう。友紀と夏でお兄ちゃんの取り合いになるのかな。それとも姉妹の世界で遊ぶのでしょうか。友紀は移植後の影響で長時間日光に当たらないよう言われていたので、お部屋遊びが多くなったでしょう。どんな遊びをし、どんな表情をみせるのか、思いはめぐります。(父)
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2003年04月05日
寒の戻り
大雨です。寒いです。こちらの今日の最高気温は7度しかありませんでした。今週は桜も満開になり、すっかり春本番という気候でしたので、よけいに寒く感じます。
今日は会社の庭園を開放して春の園遊会の予定でしたが雨で中止です。この雨で桜が散ってしまうかも。明日の予報は晴れだそう。近場で花見にいこうかな。
夏ちゃんが「さむいから、しめとこうね」と言いながらリビングと和室の間の襖を閉めちゃいました。確かにこの方が暖房にはいいのだけれど、閉めちゃうと和室にある友紀野のコーナーが見えません。ちょっと寂しい気もします。とはいえ、暖房費の節約にはいたしかたないかな。代わりにテレビの上に置いた友紀の写真を「こっちにいてね」という気持ちでながめています。(父)
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2003年04月01日
さくら
会社の庭の桜が満開になりました。お昼休みに同僚と散歩がてら見に行って来ました。今年もきれいに咲いています。
今日から新年度。所属する部署でも人事異動と組織改変がたくさん行われました。関連会社へ転属となったセンター長の挨拶の中で「桜は咲くんだなぁということを実感いたしました」という話が印象的でした。厳しい中にあってもいつかは花が咲くということですね。
私も担当する仕事が変わることになりました。新しいことに取り組むのは期待と不安が混じった気持ちがします。春は別れと出会いの季節ですね。桜はそんな気持ちを超えて咲いているように思いました。(父)
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