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2006年08月17日
箱根
日帰りで箱根へ行ってきました。海へ泳ぎに行こうにもお天気が今ひとつはっきりしませんし、台風も近づいるので今年は山に変更です。といっても、お兄ちゃんは夏期講習があるし、夏ちゃんもバトンの稽古やらなので、近場で日帰りできる箱根としました。
箱根は、私が大学4年生の時、研究会の発表で訪れたきり。四捨五入しちゃうと二十年前ですな。CMで「みなさんお元気ですか?」のセフィーロが一世風靡した頃です。何だかものすごく昔みたいです。
朝7:30に出発。二俣川駅で箱根フリーキップを買います。「大人二人、子供二人」と頼むと、窓口のおじさんが不思議そうな顔をします。どうも夏ちゃんが小学生には見えなかったようです。まぁ、確かに背はちっちゃけどね。「んー、お嬢ちゃんはぎりぎり大丈夫じゃない?」とアドバイス(?)してくれたんですが、「いえ、この娘は1年生です」と言ってキップをゲット。
相鉄から小田急を乗り継いで、箱根湯本からは箱根登山鉄道で強羅まで。箱根登山鉄道は、世界で2番目の急勾配(80パーミル!驚き)を走る路線です。スイッチバックがあるので、こども達も「今度はこっち向き?」と喜びます。
強羅から箱根ケーブルカーで一駅のところに、強羅公演があります。そこの「クラフトハウス」が第一目的地。ここは、吹きガラスや陶芸、サンドブラスト、ドライフラワーアレンジメントなどの手作り体験ができるのです。沖縄でお母さんとお兄ちゃんが体験した吹きガラスをやりたかったけれど、さすがに混んでて予約で一杯。サンドブラストというガラスに絵や文字をつける体験を申し込みました。
はじめにコップやお皿などから好みのものを選んで、そこにつける絵や文字をトレーシングペーパーに鉛筆で描きます。
コップには予めビニールシートが貼り付けてあるので、そのシートに鉛筆で描いた面を擦り付けて、鉛筆の線を写し取ります。そして、その輪郭をカッターで切り抜いていきます。この時、輪郭の内側に残る部分(例えば、数字の8の中の○部分)を内側の輪郭もちゃんと切って残さないといけません。細かい絵を描くと、ここが難しいところ。
切り抜きが終わると、係りのお姉さんにバトンタッチ。切り抜いた部分にガラスの細かい粉を吹きつけ、表面を削ってくれます。つまり、切り抜いた部分だけが削られてすりガラスのように白くなるという仕掛けです。全体が終わると、自分で残りのビニールシートをはがして、出来上がりです。
お兄ちゃんは、小魚や貝をあしらったデザイン。魚のうろこが細かくて大変そうでした。工房の方に「器用ですね」とほめられて喜んでおりました。夏ちゃんは、大きくアサガオと蝶を描きました。カッターの線が切り絵のような雰囲気になって、いい味が出ていると思います。
クラフトハウスの後は、ケーブルカーとロープウェイで大涌谷まで昇ったのですが、あいにくの雨で景色は見えませんでした。時々激しく降ってて、谷肌から立ち上る煙もあまり見えず、硫黄の匂いだけ感じた大涌谷でした。降りは雷雲発生で、ロープウェイがとまってしまったので、シャトルバスで早雲山まで移動。そこから箱根登山バスに乗り換えて、「ユネッサン」へ。
ユネッサンは水着で遊べる温泉というかプールというか、いろんな種類のお風呂があって楽しいところ。着いたのが15:50頃だったので、ちょっと待って、16:00以降のサンセットパスで入りました。事前にHPのクーポンを印刷して持っていったのですが、かなりお得な割引です。こども達はもっと長い時間いたかったようですが、19:00の閉園近くまで2時間半くらい充分楽しめます。ここでそのまま一泊ならもっといい感じでしょう。
帰りは時間優先で、小涌谷から小田原までバスで移動。小田原から小田急、海老名から相鉄を乗り継いで、二俣川に着いたのが20:50頃。回転寿司で遅めの夕食をとって帰宅。こども達は早速、作品で麦茶を飲んでご満悦。よかったね。
箱根フリーパスは3日間使えるので、日帰りではもったいないのですが、それでも単純に交通費を計算してもお得です。いろいろな施設で割引も受けられるし、何といっても、現地でいちいち乗車キップを買ったり、バスの料金表とにらめっこしたりといった手間がないので、スムーズで便利。オススメです。
投稿者 ゆきの父 : 23:55 | コメント (0) | トラックバック (0)
2006年08月06日
プロフェッショナル
暑い。やっと夏らしくなったなぁと。今年は梅雨が長かったし、あっという間に夏が終わってしまいそう。夏休みが取れたら海へ行きたいですな。
先週は芝居の公演でした。芝居の週は、いつも水曜日から有給休暇を取って準備に没頭します。劇場に入って、大道具の立て込み、照明機材の仕込み、調整(シュートといいます)、音響の仕込みで水曜は終わり。木曜は役者たちと場面転換や照明、音響とのタイミング調整をやります。テクリハと呼んでますが、うちの芝居は場転やきっかけが多いので、特に重要な作業です。金曜はゲネプロをやって、その夜から本番公演スタートです。
土曜の夜の公演で、K馬さんが観にいらしてて、もうびっくり!たまたま日本橋に出張で近くなので寄っていただいたそう。観に来ていただいたこともそうですし、何しろ直接お会いするのは初めてなので、驚きと共に嬉しいやらありがたいやら。何だかまともにお相手できなかったような気がして、ちょっと反省。できれば、ゆっくりお話したかったなぁ。
そんなこんなで、先週も3日間会社を離れていたのですが、今週も4日間、研修で缶詰になってました。「上級プロジェクトマネージャ研修」ってやつで、米国からインストラクタを招いての研修。非常に刺激的で有意義な4日間でした。自分はちょうど1年前にPMP (Project Manager Professional) という資格を取ったのですが、まぁ、言ってしまえば車の運転免許証と同じで、免許を持ってないと運転はさせてもらえないけど、免許を持ってるからって運転が上手いということではないわけです。
4日間の研修では、社内各地の事業部からプロジェクトを引っ張る立場の面々が集められて、各自が今まさに抱えている問題や課題を題材にケーススタディしつつ、何がどうなっている、今どうやっている、どう変える、変えるとどうなる期待がある、を掘り下げていきます。用意されたテキストはあるのですが、インストラクター曰く、「こんなのは読めば分かる話。この研修は道具の使い方を学ぶ場ではない、その道具で仏像を作るかビーナスを作るかという、考え方、方法論、第三者の視点を感じ、じゃぁ、自分がどうするかの"What to do"を考えることだ。プロジェクトマネージメントにスタンダードはない。」と受講生を鼓舞します。「プロジェクトマネージャは独立した専門職だ」との言葉が耳に残った研修でした。
今日、これまで忙しくて録画したままになってた、NHk番組の"プロフェッショナル 仕事の流儀"を何本か見ました。毎度のことながら、この番組で取り上げられるプロフェッショナルの方々には刺激を受けます。まぁ、多少番組としての演出が入っていることは否めませんが、醸し出される流儀には共感を感じることがしばしばです。
そんなこと言ったって、外から入ってきたものをいきなり自分に当てはめてもダメなわけで、たくさん吸い込んで噛み砕いて消化して出していかないと、自分というものにならないですよね。でなければ単なる真似事で終わってしまう。目標を達成する計画を立てるのがプロジェクトの基本。自分自身を高めていくこともプロジェクトなのかもしれませんな。
芝居やオーディオドラマの音効は趣味でやってますけど、趣味だからこそ続けられる面もある。でも、趣味でもプロフェッショナルでありたいものです。
投稿者 ゆきの父 : 00:12 | コメント (0) | トラックバック (0)