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2006年08月06日

プロフェッショナル

暑い。やっと夏らしくなったなぁと。今年は梅雨が長かったし、あっという間に夏が終わってしまいそう。夏休みが取れたら海へ行きたいですな。

先週は芝居の公演でした。芝居の週は、いつも水曜日から有給休暇を取って準備に没頭します。劇場に入って、大道具の立て込み、照明機材の仕込み、調整(シュートといいます)、音響の仕込みで水曜は終わり。木曜は役者たちと場面転換や照明、音響とのタイミング調整をやります。テクリハと呼んでますが、うちの芝居は場転やきっかけが多いので、特に重要な作業です。金曜はゲネプロをやって、その夜から本番公演スタートです。

土曜の夜の公演で、K馬さんが観にいらしてて、もうびっくり!たまたま日本橋に出張で近くなので寄っていただいたそう。観に来ていただいたこともそうですし、何しろ直接お会いするのは初めてなので、驚きと共に嬉しいやらありがたいやら。何だかまともにお相手できなかったような気がして、ちょっと反省。できれば、ゆっくりお話したかったなぁ。

そんなこんなで、先週も3日間会社を離れていたのですが、今週も4日間、研修で缶詰になってました。「上級プロジェクトマネージャ研修」ってやつで、米国からインストラクタを招いての研修。非常に刺激的で有意義な4日間でした。自分はちょうど1年前にPMP (Project Manager Professional) という資格を取ったのですが、まぁ、言ってしまえば車の運転免許証と同じで、免許を持ってないと運転はさせてもらえないけど、免許を持ってるからって運転が上手いということではないわけです。

4日間の研修では、社内各地の事業部からプロジェクトを引っ張る立場の面々が集められて、各自が今まさに抱えている問題や課題を題材にケーススタディしつつ、何がどうなっている、今どうやっている、どう変える、変えるとどうなる期待がある、を掘り下げていきます。用意されたテキストはあるのですが、インストラクター曰く、「こんなのは読めば分かる話。この研修は道具の使い方を学ぶ場ではない、その道具で仏像を作るかビーナスを作るかという、考え方、方法論、第三者の視点を感じ、じゃぁ、自分がどうするかの"What to do"を考えることだ。プロジェクトマネージメントにスタンダードはない。」と受講生を鼓舞します。「プロジェクトマネージャは独立した専門職だ」との言葉が耳に残った研修でした。

今日、これまで忙しくて録画したままになってた、NHk番組の"プロフェッショナル 仕事の流儀"を何本か見ました。毎度のことながら、この番組で取り上げられるプロフェッショナルの方々には刺激を受けます。まぁ、多少番組としての演出が入っていることは否めませんが、醸し出される流儀には共感を感じることがしばしばです。

そんなこと言ったって、外から入ってきたものをいきなり自分に当てはめてもダメなわけで、たくさん吸い込んで噛み砕いて消化して出していかないと、自分というものにならないですよね。でなければ単なる真似事で終わってしまう。目標を達成する計画を立てるのがプロジェクトの基本。自分自身を高めていくこともプロジェクトなのかもしれませんな。

芝居やオーディオドラマの音効は趣味でやってますけど、趣味だからこそ続けられる面もある。でも、趣味でもプロフェッショナルでありたいものです。

投稿者 ゆきの父 : 2006年08月06日 00:12

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