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2017年08月13日

「iPS細胞から輸血用血小板を量産する製法を確立」

暑い日が続いております。
山の日が金曜でしたので、この週末は三連休、そのままお盆休みという方もおられるのではないでしょうか。

世界陸上で4×100mリレーで、日本チームは銅メダル!素晴らしいですね。
引退ラストランのボルト選手は、足の故障で途中棄権。さぞ悔しいことでしょう。

今月初めころに、輸血用の血小板を量産する製法が確立されたという記事が発表されました。

「iPS細胞から輸血用血小板を量産する製法を確立」
http://scienceportal.jst.go.jp/news/newsflash_review/newsflash/2017/08/20170810_01.html

山中伸弥教授がiPS細胞でノーベル賞を受賞されてからも、iPS細胞の研究は着実に進展しているのですね。

友紀野が闘病している時、血小板の輸血は本当にお世話になりました。
状態が悪い時には、3日に1回の頻度で輸血して頂いていたほどです。
友紀野の場合、サイトメガロ陰性で、AB型の方から献血頂いた血小板でないといけないとのことで、主治医の先生から赤十字に特にお願いして、確保頂いておりました。
献血頂いた方々には、本当に頭の下がる思いです。

発表記事を拝見すると、iPS細胞から血小板を作り出す技術は数年前に確立されていたそうです。
その基礎技術から出発して、量産する技術、品質を保つ技術、精製保存する技術、分析試験する技術など、それぞれを得意とする企業が集まってコンソーシアムを作り、2020年には製造販売承認を目指すとのこと。

まるで、リレーのバトンを受け渡していくようですね。それぞれ一つ一つの技術が、どれ一つが欠けても成り立たない。
iPS細胞から出発して、血小板製剤となって、臨床現場で使われ、患者さんが助かる。
本当に素晴らしいリレーだと思います。

お仏壇に手を合わせながら、iPS細胞のこと友紀野に知らせながら、どうかこれまで積み上げてきた技術を磨き上げ、拙速になることなく安全な血小板製剤となるよう、願い期待するところをお祈りしています。

まだしばらくは、猛暑が続きそうです。
夏バテしないよう、快食快眠で体調整える夏休みにしたいと思います。

投稿者 ゆきの父 : 15:50 | コメント (0) | トラックバック (0)