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2017年07月15日

「JMMLの診断と最新の治療法」

海の日の三連休です。皆さまいかがお過ごしでしょうか。
単身赴任先の広島から横浜の自宅に戻り、束の間ですが静かに過ごしております。
月曜は残念ながら出勤で、三連休とはなりませんが、まぁ仕事ですからね、頑張ります。

自宅で過ごしながら、病棟で闘っている子供たち、外泊でお家で過ごせている子供たち、退院してそれぞれの生活を送っている子供たち、お空の上から見守ってくれる子供たち、みんなどうしているかな、と思いを馳せております。

ここ数年、タンポポ広場に参加される方から、JMMLに関係する遺伝子異常の種類について
お話しを頂くことが多くなったと思っておりました。
改めてネットで情報を探してみたところ、下記の講演(録画)があり、見入ってしまいました。

 ○JMML(若年性骨髄単球性白血病)“JMMLの診断と最新の治療法”
  http://www.cancerchannel.jp/post29996

長野県立こども病院の坂下一夫先生が、2016/8/6~8/7開催の「ジャパンキャンサーフォーラム2016」でご講演された時の録画です。

JMMLが非常に稀な病気であること、病態の特徴とその診断基準、最近の遺伝子解析の状況、治療法への期待などについて、コンパクトにまとめられていて分かり易い講演と思います。
21分くらいの長さですので、すぐ見て頂けると思います。お勧めです。

友紀野が闘病していた頃は、「何らかの遺伝子の突然変異が関係しているのではないか」という程度のお話しであったのですが、今や具体的な遺伝子の異常と病気との関連メカニズムが、少しずつ分かってきているんですね。
メカニズムが解明されれば、新たな治療アプローチや、根治療法・薬の開発に繋がると期待が高まります。

医学の進歩に驚くと共に、とても嬉しく思った次第です。

昨今、大量のデータ解析や、機械学習による特徴抽出の技術開発が進んで、医療分野にも応用が広がってきています。
検査画像から異常を見つけたり、検査データや症状から特徴を見出す試みも取り組みがなされているようです。

JMMLが稀な病気であるからこそ、こうした技術開発が進み応用され、少ない臨床データからでも確実な診断ができたり、根治できる薬や遺伝子療法が開発されることを願って止みません。

ITに関わる者の端くれとして、何か少しでもお役に立てないか、改めて思い巡らす次第です。

投稿者 ゆきの父 : 15:56 | コメント (0) | トラックバック (0)