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2007年08月16日

記憶

たまたまテレビを見ていたら、世界仰天ニュースをやっていた。高校生がテーマの回でした。活躍している高校生達が取り上げられていた中に、肝臓の病のため移植を受けないと助からない女の子の話が出てきました。とある高校の生徒会長を務める男の子のアイデアで、マスコミを巻き込み募金が集まって、米国で移植手術を受けるための6,000万円のお金が全国から集まったという話です。

無事に移植を乗り越えて、今現在元気に働いているご本人の映像を拝見すると、移植前に比べてぷくぷくのお顔でした。おそらく免疫抑制剤として副腎質ホルモン(プレドニンなど)を使っていると思います。思わず、「移植後はぷくぷくになっちゃうねぇ」と話したら、真剣な眼差しでテレビを見ていた夏ちゃんが、「ゆきちゃんもだよね?」と反応しました。

お仏壇の周りにたくさん飾ってあるゆきの写真には、移植後のぷくぷくの姿もあります。その写真のことなのか、あるいは、当時のゆき覚えているのかは分かりません。でも、夏ちゃんがそう反応してくれたことに、よく覚えてたねぇと嬉しい思いと、その頃のゆきの姿がフラッシュバックのように甦ってきて、思わずツンときました。

当時の夏ちゃんは、1歳です。果たしてどこまで記憶に残っているのか全くわかりません。でも、彼女の中にお姉ちゃんが大きく残っていることは確かのように思えます。きょうだい達はそれぞれの想いを胸のうちに抱いているのだなぁと思えます。

昨日からうちの母が来ているのですが、猛暑のニュースを見ていて、友紀と行った名古屋の日光川のプールで日除けのテントが解禁になったという話を思い出したように話し出しました。そういえば、友紀が1歳くらいの頃に日光川のプールに行きました。水を怖がりもせず、遊んだ友紀の姿が、強い日差しと共に甦ります。

投稿者 ゆきの父 : 00:25 | コメント (0) | トラックバック (0)