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2011年03月21日

震災復興に向けて

一年以上更新しておらずご無沙汰いたしておりました。今回の大震災で職場の対応や救援物資ボランティア、震災と原発の情報収集をするうちに、何か書き留めておかなければという思いにかられ更新しています。

改めてここをご覧頂いている皆さま、そして、ご実家や親類縁者ご無事でしょうか?

本当に大変な災害です。「3.11」という日付の前と後で明らかに世界が変わってしまいました。ほんの僅かばかりの想像力でも、報道されていない本当の現場を思い浮かべるだけで居た堪れなく苦しく感じます。骨髄移植を控えた患者さんが移送されたという話もあって、無事で本当によかったと思います。

今回の大震災に関して阪神淡路大震災で被災された方々がたくさんの情報発信をなさっておられ、そうした書き込みを読むうちに、自分にとって共感を覚える(言ってしまえば辛い思い出)が甦ってきました。それは、震災とは別の話になってしまいますが、友紀野がJMMLと判ったときも、闘いきれずお空に帰っていったときも、“同じ立場になった者どうしなら分かり合える”ことが、そうでない立場の方から向けられる“よかれの思い”をまとった言葉に深く傷つけられたという経験です(しかもそれは身内からだったりします)。それは「被災者の気持ちを被災していない人にも理解してもらえると期待してしまった自分への嫌悪」という趣旨の書き込みを今回見つけたときに強く感じたのです。

そんなことを思いながら、自分に何ができるだろうかと問いながら過ごしています。救援物資のボランティアは、長男が通う学校の聖書研究会(ミッションスクールなんです)のオヤジ達が有志で参加したもので、その研究会の先生が「リーダーは希望を失ってはいけない」と仰られ、戦後のマイナスから立ち上がってきたこと、阪神大震災だって10年かかったけど復興したこと、今回だって必ず復興すると、今度はあなた方の世代の番ですと、励ましてくださいました。この言葉をむねにまた明日から仕事先でも地域活動でもそして家庭においても、平常心でがんばって参ります。

さて、この一週間ほど、震災関連のネット情報を見ていて、玉石混交なのですが、その中でも自分で一定の評価を感じた書き込みについてご紹介させて頂ければと思います。状況が日々変わりますので、いつ書かれたかも分かるよう日付毎に列挙します。

ここに書き込まれていることが正しいとか正しくないとかを断ずるためではなく、周りの情報を鵜呑みにするのでなく、自らが考えるときの視座・視点として参考になれば、という思いです。

計画停電の中、明日からの仕事もいかに工夫して乗り越えられるかが試されます。おそらく夏場はもっと厳しい電力不足になると思われます。潤沢なリソースでなく限られたリソースでいかに知恵と工夫でやり繰りしながらより良いものとしていくかは、我々日本人が最も得意とするところだと思うんです。我慢・しょうがない・何とかしよう・こんな状況でも秩序と助け合いを大切に、それがむしろごく自然で当たり前のことと考える私たちを世界が応援支援してくれています。

自信と希望を持ってゆっくり歩いていきましょう。

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1.復興に向けて

【3/20】
 ○マザー・テレサの名言から考える「今、自分にできること。」

【3/18】
 ○東北関東大震災で義心を感じる人へ 持続不可能な感情と継続可能なシステムについて
 ○皆の叡智で25%電力削減を達成しましょう

【3/14】
 ○被災者の役に立ちたいと考えている優しい若者たちへ~僕の浅はかな経験談~
 ○それでもなにかできることを。~昨日の続編

【3/13】
 ○あの恐怖と屈辱は、記憶よりさらに奥に刻みつけられてしまっている。
 ○未曾有の災害のときに

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2.日本人の誇り

【3/14】
 ○日本在住ハッカー・起業家Patrick McKenzieから見た地震と日本の対応

【3/13】
 ○03.11 大惨事とミラクル
 ○がんがれ日本!!!

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3.原発関連

【3/21】
 ○福島原発から遠くに退避したいときの考え方

【3/20】
 ○放射線は「甘く見過ぎず」「怖がりすぎず」

【3/19】
 ○福島原発で起きていること

【3/17】
 ○福島原発に関する見解と東京の安全性について

【3/16】
 ○政府には勇気を、マスメディアには冷静さを
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投稿者 ゆきの父 : 23:26 | コメント (0) | トラックバック (0)