友紀野のタンポポ畑 その後の生活

みかん

夏ちゃんが、みかんを食べてます。好き嫌いの多い夏ちゃんですが、この頃は、少しずつ口に運んでみるようになってきました。そもそも、オレンジジュースやアップルジュースは好きなのに、みかんやりんごを食べないってのは、食わず嫌いだよなぁと思うんですがね。夕飯は宅配ピザ。ピザも夏ちゃんは、この頃少し食べるようになってます。乗ってる具を吟味してますけど。(^^ゞ

そのピザを食べながら、夏が「ゆきちゃんが生きてたら、どこに座るの？」と聞いてきました。うちの食卓は6人テーブル。「こっち側に、お兄ちゃんと三人並んで座ってるつもり」と答えたら、「なっちゃんは、お母さんのとなりがいい」と言います。「じゃぁ、夏ちゃんとお母さんが並んで、ゆきちゃんとお兄ちゃんが、こっちかな」と話してました。

すると夏が、「引っ越してきた時は、ゆきちゃん、どこに座ってたの？」と聞きます。お母さんが、「今、夏ちゃんが座ってる、こどもイスに座ってたよ」と教えてあげると、「じゃぁ、なっちゃんはどこに座ってたの？」と不思議そう。「夏ちゃんは、おばあちゃんのお膝の上で食べてたのよ。まだ赤ちゃんだったからね」とお母さん。テーブルのどこに座るかということって、小さなことに思えますが、意外と家族のまとまりを形作るひとつかもしれません。

ゆきが、外泊許可もらって家へ帰ってきたとき、そのこどもイスに夏が座ってるのを見て、「なつが、すわって、るー！」と、怒っていた姿を思い出しました。お兄ちゃんと並んで、ちょこんと座って、おやつ食べてましたね。

お仏壇に、ゆきが大好きだったみかんが供えてあります。移植後、外泊してた頃、みかんがお気に入りで、「みかんー、みかんー」と言ってました。皮を自分で剥いて食べてましたね。病棟に戻ると看護婦さんたちに「ゆきちゃん、みかん一杯食べてるんだって？」と言われてましたっけ。

夏がお仏壇から「ゆきちゃん、ちょーだい」と言って、みかんをもらってきます。こどもイスに座って、自分で剥いて食べています。

投稿者 ゆきの父 : 21:27 | コメント (0) | トラックバック (0)