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2005年10月02日

バトン発表会

夏ちゃんの参加しているバトンチーム「team BAT!」がフェスティバルに参加しました。第25回神奈川県マーチングバンド・バトントワリングフェスティバルという大会で、横浜アリーナで開かれたものです。

午後の「高校・一般」の部門から見ました。ポンポンや新体操、バトントワリング、マーチングバンドなどいろいろなチームが練習の成果を発表していました。

私もお母さんも吹奏楽の経験があるので、夏のコンクールや県大会・全国大会への出場権を得られるかは、日々の目標と、達成した充実感として、青春の甘酸っぱい思い出になっています。大学・一般になると、本当に好きな仲間が集まって演奏を続けるタイプが多いのですが、それでも、コンクールを目指す団体と、コンサート中心の団代、地域のイベントや学校・福祉施設の訪問を中心とする団体など、さまざまです。

自分が吹奏楽をやっていたので、どうしてもマーチングバンドに目が行ってしまうんですが、正直なところ、何を見ればよいのかというところが分からなくて、ちょっと戸惑いました。確かに、動きながら陣形を変えながら演奏するのは、技術のいることだと思うのですが、統制美を見るのか、ショー性を見るのか、はたまた演奏力を見るのかが分からなくて、ちょっと困ってしまいました。

バトンの演技にしても、バトンを扱う技術、例えば、スピードとか技とか、高く上げたバトンを落とさずに取るとか、そういうことがメインなら、よっぽどジャグラーの方が楽しませてくれるし、身体の動き、ダンス力がメインであれば、バレエやモダンダンスの方が美しいなと思うし、何か中途半端で消化不良な印象を持ってしまいました。バトントワリングの世界というものをもう少し勉強しないと、理解できないのかなぁ。

2年前に「Blast!」という公演が来日して、観にいったことがあります。これは、ブラスの演奏も、ダンサーも、ガートチームも、非常に鍛えあがられたエンターテイメント性を前面に押し出してきます。それが感動を呼ぶのです。今年も再来日していますので、ご興味のある方は是非。

まぁ、いきなりこういうプロのエンターテイメントと比べるのは酷ですが、フェスティバル出場チームの演技を見ていると、明らかに目指しているものが違うことが見えてしまいます。また、その目指す方向との違いは、言い換えれば個性なわけですが、観客の拍手の大きさと比例しないところが興味深いわけです。そして、聴いてる私などには、汚い音に聞こえても、迫力があれば大きな拍手が得られます。小さなバンドは迫力はないけれど、丁寧な演奏で、私はとても好印象を持ったのですがね。

羽生善治の「決断力」という本を読みながら、プロ棋士として君臨している羽生さんであっても、「楽観しはしない。ましてや悲観もしない。ひたすら平常心で。」と書いてます。なかなか至れない心境なのですが、最近の会社の仕事で、いろいろ思うこともあり、改めて考え直しているところです。

投稿者 ゆきの父 : 2005年10月02日 23:09

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