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2005年01月30日

澄んだ空気と水

先週も4日間、上海へ出張に行ってました。開発が終盤に入って細かい調整が出てきて、顔を合わせて議論したほうが効率的との思いからです。メールや電話では伝わらない現地の担当者の表情が読み取れて、お互いに良い結果を生みます。とはいえ、仕様書の不備はこちらの責任ですが、書いてあるのに意味が伝わってないことも少なからずあるので、コミュニケーションの大切さを改めて感じます。

今回は、たまたま上海チームの「年度大会」に当たり、大変でした。年度大会というのは、日本で言う忘年会とか新年会に相当するものとのことで、2月の春節の前に行われるようです。何が大変って、上海の人たちはいつも食事と酒を大いに楽しむ方たちですから、年度大会ともなるとそりゃぁすごいんです。

120人くらい集まった大宴会で、上海料理がずらーっと並んで大騒ぎ。今回の出張は私と担当の2人しかいなかったので、いつもの中国式の乾杯攻撃でフラフラになってしまいました。さらに、日本人代表として挨拶を頼まれてしまい、しどろもどろになりながらスピーチをさせてもらいました。その上、「何か日本の歌を歌って!」と言われて、カラオケで歌いました。中国でもカラオケは大人気です。といっても、中国式乾杯攻撃で酔っ払ってたので、何を歌ったのかほとんど覚えてないんですけど。(^^ゞ

これまで5回上海に行って、だんだん分かってきたのは、郷に入っては郷に従えということです。といっても、主張すべきことは堂々と主張すべきです。またその方が相手も喜んでくれます。それと、自分は日本人であるということを忘れてはいけないということ。相手は私という個人を日本人全体もそうだと捉えることがあります。これ、逆の立場で考えると分かりやすいですよね。同じ目線で会話し、溶け込む努力をする一方で、アイデンティティを失わないようにしないといけないなと感じます。

上海から帰国して思うのは、日本は空気が澄んでて水が旨いということ。横浜の空気や水が旨いだなんて今まで思ったこともなかったのに、上海へ行ってみて分かりました。不思議なものです。上海で食べるいろいろな中国料理は、本当にどれも美味しいのですが、帰国してご飯と味噌汁を食べるとほっとします。こういうところに生まれ育って染み付いたものがあるのですよね。

投稿者 ゆきの父 : 2005年01月30日 23:50

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