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2004年12月21日

ゆず湯

今回の上海出張では、四川料理を食べてきました。現地のチームの方に四川料理の専門店に連れて行ってもらったのですが本当に辛い!それでも本場四川で食べるより上海のはややマイルドだと言ってましたが、日本チームの4人は、あまりの辛さに涙顔でした。一口目は飲み込むのがやっとという感じ。

でもそれがとても旨い!のです。鶏肉、牛肉、お魚、野菜、そして麻婆豆腐。辛いだけじゃない、香辛料たっぷりの香りのよさと、味の良さ。食べ進むうちに、血の巡りが良くなるのが実感できます。体の悪いものがすべて外に出てしまうような勢いのあるお料理です。

なんというか、「猛ダッシュしてる」とでも言うか、「ハイテンション」とでも表現したらいいのか、とにかく気合を入れないと負けてしまいそうな勢いを持ったお料理です。ほとんどのお皿には、何もそこまでやらなくても、とさえ思える量の唐辛子が山のように盛られていて、各お料理はその唐辛子の山の中から掘り出して食べるのが「粋」なんだと現地チームリーダーの解説でした。

不思議なもので、だんだん慣れてきて、微妙な味わいの違いも分かってきたところへ、途中「これが本場の坦々麺です。」と言われて出てきた、「坦々麺」は、スープが見るからにすべてラー油という代物。麺は白っぽいあっさりした麺で、椀の下のほうを混ぜると、青梗菜の炒め物や、日本で言うザーサイと青菜の葉っぱを炒めた味の濃い具財が入っていて、これを混ぜると、絶妙な辛さと旨さに一品になります。日本で食べる坦々麺なんて全然違うよーということを学びました。

次々に出てくる四川料理を現地メンバーは、ばくばく平気で食ってます。月に1度は新陳代謝を高めるために四川を食べるらしい。中国は上海料理もそうだけど、四川、広東、武漢、北京と料理の流派がいろいろあって、まさに医食同源の世界が生活に染み込んでいることが理解できる。

実は、四川料理を食べた翌日が帰国日だったのですが、お腹が調子悪くなっちゃって飛行機が少々辛かったです。

日本に帰ってきた夜、お風呂に入ると、ゆずが浮かべてあった、お母さんが冬至のゆず湯を用意しておいてくれたのだ。ありがたやー。四川料理のハイテンションに比べ、ゆずの香りに包まれた湯船にゆっくりつかってのんびりできました。微妙な香りの違いに粋を感じ、体を温めるゆずにも医食同源の考え方の一つ何じゃないかなぁと思いました。

現地のチームリーダーに生まれた女の子にどんなお祝いがいいのか、考えた末、日本のチームから、日本昔話系の絵本を選ぶことになりました。いろいろ迷ったのですが、「ももたろう」「うらしまたろう」「かぐやひめ」の3本に決定。実は、「きんたろう」も候補にあがったんですが、誰一人として、金太郎の正しいストーリを覚えていない。説明できないとお土産には向かないかも、ということで落選でした。きんたろうの正しいストーリ話せる人います?

投稿者 ゆきの父 : 2004年12月21日 20:07

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