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2005年01月10日

攻撃は最大の防御?

上海から戻ってきました。気候は東京と同じくらいの寒さ。セーターとコートがあれば十分でした。

中国の交通事情は聞いていましたが、行ってみてあまりの凄さに腰が引けてしまいます。とにかく車優先なので、横断歩道を青信号で渡っていても、曲がってくる車は人影を見ても止まるどころか、クラクションを鳴らして追い払って通っていきます。日本人素人どうしが、車が止まってくれるまで待とうなんてまごついてると、いつまでたったも渡れません。その間を上海の人々はすいすいと渡っていきます。

自転車もバイクも車道を入り乱れて、我先にと走りまわってますし、地下鉄の乗降だって、並んだ順番なんてお構いなし。扉が開くやいなや乗る人・降りる人が入り乱れて押しくら饅頭状態。とにかく「乗るんだ!」とか「降りるんだ!」という意思を強く持っていないと、あっという間に置いてきぼりをくらいます。私も、2回の乗り遅れと3回の降りられずを経験しました。日本人は甘すぎますなぁ。

それから、市場やみやげ物や、いかにも怪しい小物売り商など、どこでも絶対に値引き交渉しないと駄目です。まぁ、まっとうなレストランなどは明朗会計ですが、そうでないところは、とにかく吹っかけてくるので、最初に相手がいった提示額の3分の1を落とし所に値引き交渉すべきです。「そんな値段じゃ大損だ」と怒る役と「まぁまぁ、お兄さん、一つ間を取ってこれでどう?」などと役割分担しながら、話術巧みにせめてくるので、とにかくこちらは「こんなの○○元にしか見えない」とか、「あっちの見せはこの半分だったとか」絶対に譲ってはいけません。相手もどうしても売りたいときは折れてくれますし、そうでもないものならさっさといなくなってしまいます。

帰国した日の読売新聞夕刊に、谷村新司が上海の音楽大学教授として教鞭に立っているというエッセイが連載開始されていたのを読みました。私が受けている印象と同じことが書いてあって、思わず笑ってしまいました。

以前、別の仕事で大阪に何度か詰めたことがあるのですが、その時も、大阪って元気やなぁ、生き生きしてるなぁ、て思ったんですけど、上海にはまさにそのイメージと同じものを感じます。難波の人情とはカラーが違うけど、仲間を大切にする考えに共感を覚えるのでした。

投稿者 ゆきの父 : 2005年01月10日 03:45

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