友紀野のタンポポ畑 その後の生活

新幹線

今年の年末年始は帰省することにしました。友紀ちゃんが生まれた次の夏に帰った以来なので、５年ぶりの帰省となります。

夏ちゃんがお母さんのお腹にいたり、友紀ちゃんの病気がわかったりして、帰省していませんでした。友紀ちゃんが旅立った後は、とても出かける気になれないでいました。

三回忌を過ぎた時に、不思議なもので外に関心が向くようになりました。三回忌で納得したというと言いすぎな気がしますが、ゆきちゃんがいないことにようやく慣れてきたようです。

それは、忘れたとか、もう過ぎ去ったとか、そういうことではなくて、馴染んできたというのが近い表現かと思います。

それまでは、ゆきちゃんのお骨を置いて出かけるなんて、とても考えられなかったのですが、「一緒に行こうねー」と声を掛けられるようになったのです。

実家の母も久しぶりの帰省に喜んでくれています。ようやく帰省する精神状態にまで回復した息子のことを喜んでくれました。

今年開業した新幹線の品川駅からのぞみに乗ることにしました。どんな駅かなぁと楽しみに出かけました。さすがにきれいでしたね。お兄ちゃんと夏ちゃんは、次々と入線する新幹線をみて「あ、３００系だ！」「次は７００系だ！」と喜んでいました。５００系も上り線に入ってきて、あの長い顔を見ることができました。７００系の特徴ある顔はいつ見てもおもしろいです。

夏ちゃんは初めての新幹線で少々興奮ぎみでした。はじめは「お母さんのお膝に座る」と言ってましたが、「ほーら、テーブルもあるんだよー」と見せると、気に入った様子。「なっちゃんの席だね～」とご満悦です。

名古屋から地下鉄で実家の近くまで行くと、私の妹が迎えに来てくれてました。彼女も三人のこどもの母です。お互い歳をとりましたなぁ。おばあちゃんは元気そうで、久しぶりに夜遅くまで飲みました。（父）

投稿者 ゆきの父 : 2003年12月30日 00:00

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