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2003年09月23日

卵子の凍結保存

未受精の卵子を凍結保存しておき、後から解凍して体外受精し無事に妊娠出産なさったという報告が出ていました。(記事はこちら

受精卵の凍結保存に比べ、未受精の卵子の凍結保存は難しかったそうです。今回、「ガラス化法」という特殊な凍結液を使った方法によって、解凍時の卵子の生存率を高めることに成功したとのことです。

二年くらい前だったと思いますが、抗がん剤治療を受ける場合などに、未婚女性であっても未受精卵の凍結保存を認める方針が出ていたと思います。抗がん剤治療で卵巣機能が失われてしまうと言われていて、晩期障害の一つとして課題でした。未受精卵の凍結保存はこれを救済できる方法として認められたと聞いています。

今回の新しい凍結方法で卵子の生存率が上がったのは朗報だと思いました。

放射線治療や抗がん剤治療による晩期障害については、友紀ちゃんの時にも聞かされましたが、正直ショックでした。命が助かるならそれでもと思いましたが、少しでも救済できる方法があれば、とても嬉しい話です。友紀ちゃんは当時2歳でしたから、さすがに卵子の採取は出来なかったでしょうけれど。

一方で、未受精卵の凍結保存は、卵子売買につながるという意見もあるようです。精子バンクや卵子提供がビジネス化している国もあると聞いています。議論は必要ですが、何よりも生まれてくるこどもの精神的なサポートを第一にと思います。

友紀ちゃんは、仕事も結婚も自分でパッと決めて、サッと飛び出していくだろうなと思わせる娘でした。まさか、こんなに早く旅立つとは思いませんでしたが。そんな印象だったので、将来こどもが持てないことに悩むことはなかったかなぁと思ったりもします。そぶりは見せず実は深く悩むかもしれないけれど。友紀ちゃん、夢に出てきてご意見聞かせてください。(父)

投稿者 ゆきの父 : 2003年09月23日 00:00

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