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2003年09月22日
ドナーさんとの対面中止
骨髄バンクを介して移植を受けた患者さんと、骨髄を提供したドナーさんとの対面を、条件付きで認めようという案がバンクから出されていましたが、厚生労働省の審議会からの反対で計画が中止されたそうです。(記事はこちら)
患者とドナーが会うと、(1)金銭的なお礼の要求がでる可能性がある、(2)患者が再発したときにドナーに再提供を依頼する可能性がある、などとして日本では対面が認められていません。しかし、バンクが行ったアンケート調査で「直接会ってお礼を言いたい」という意見が多かったので、上記の問題が出ないよう条件を付けて、対面を試行する計画でした。
ところが、厚生労働省の審議会で、「感謝の意は手紙で充分」「試行すると既成事実になって後戻りできない」といった反対意見が続出したため、バンクとしては計画を中止したとのことです。
命を頂いた患者さんがドナーさんに会いたいという気持ちはとてもよく分かるので、今回の試行中止は残念です。本人とドナーさんの双方が希望すれば会えるという仕組みづくりは、そんなに難しいことなのでしょうか。
友紀野の場合は、移植後半年で亡くなりました。移植直前は、異常白血球が20万を越えるような急性化していました。半年という命をもらえたんだと思っています。友紀野のHLAと一致する方がドナー登録しておられたこと。その方が提供に同意していただけたこと。心から感謝しています。可能なら直接お会いしてお話したいと、今でも思っています。(父)
投稿者 ゆきの父 : 2003年09月22日 00:00
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