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2003年07月06日
何でもない記念日
読売新聞の「編集手帳」に俵万智さんのサラダ記念日のことが出ていました。短歌に歌われたサラダ記念日が今日7月6日だったんですね。発表されたのが16年前と読んで、えーそんなに前だったっけと、月日の流れに驚きました。
「この味がいいね」と君が言ったから
七月六日はサラダ記念日
何でもない日を何でもないことで記念日と思える恋物語の状況を描いていると書かれていました。友紀野を喪ってからというもの、本当は恋歌なのに、それが子を想う切ない気持ちに聞こえてしまうことがしばしばです。
「何でもない日」が「何でもないことで」記念日と思えること、今振り返ってみればたくさんあります。子育てをしていれば、そんなことたくさんあるのですが、友紀野の闘病で、そのことがより一層はっきりと感じるようになりました。
そして、だから、残された兄妹の普通の記念日は、より特別に感じます。当たり前のことを当たり前として過ごせる事のありがたさをしみじみと感じています。
「編集手帳」では、最後に、互いの心のへこみを分かり合えば二人の関係も本物だとしてあの短歌を紹介していました。
思い出の一つのようで
そのままにしておく
むぎわら帽子のへこみ
以前、“風の中のめんどりたち”のオビでも紹介されているとここに書いたことがあります。何度読んでも、喪った子を想う心情を歌ったと読めて、キュっとなってしまいます。(父)
投稿者 ゆきの父 : 2003年07月06日 00:00
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