2003年02月13日
旅立ちの日
友紀野の旅立ちの日です。仕事を1時間早退してあの日あの時の時間に間に合うように自宅へ帰りました。
家に帰るとお部屋の中がお花の香りで一杯でした。会社の友達や看護婦さん、闘病したお友達からお花が届いていました。どのお花もかわいい。みなさんのお気持ちが嬉しい。
友紀野が産まれた産院で同じ頃赤ちゃんを産んだお母さんたちの仲間が絵本とお菓子を届けてくれていました。みんな元気に幼稚園に通っていることでしょう。変わらずお友達でいてくれることが嬉しい。
看護婦さんからはお手紙も添えられていました。蒼ちゃんと夏ちゃんにも。それにおもちゃのプレゼントも。闘病のころの思い出と今の私たちへの気遣いが書かれた手紙。とても嬉しい。
ネットで知り合った方々からもメールやカード、掲示板のメッセージを頂いた。心温まるメッセージがたくさん。直接お会いしたことはないけれどとても身近に感じています。辛い治療に耐え健気に頑張った子供たち。なのに私たちの手からすり抜けていってしまった。それを思うとかける言葉が見つかりません。だからこうしてメッセージを頂くことに本当に感謝しています。カードなどはプリントしてお仏壇に供えました。
お線香とお花の香りが混じりあうとあの日のことがよみがえります。友紀はとても穏やかな表情でした。顔色もよくて眠っているかのようでした。主治医の先生がお通夜に来てくださって、何度も「ゆきちゃん、ゆきちゃん」と声をかけてくださった。「今にも起き上がりそうでしたね。できればこのまま、このいいお顔のまま時間が止まってくれれば」と後日メールを頂きました。
一人淋しく泣いていないだろうか、お腹は痛くないだろうか、息は苦しくないだろうか、とてもとても心配で胸が締め付けられました。その後、他にもお空に昇った子供たちのことを知って、天国にはお友達がたくさんいると分かりました。きっとあの娘のことだからお友達と仲良く暮らしているに違いない。そう信じています。
お気持ちを頂いた皆様、本当にありがとうございます。心より感謝いたしております。(父)
頂いたお花やプレゼントに囲まれて、旅立ちの時間に。
投稿者 ゆきの父 : 2003年02月13日 00:00
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