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2002年11月04日

小児がんと闘う子供たち

今日、16:55からTBSテレビで「小さな命キラリ! がんと闘う子供たち」という番組をやっていた。白血病がとりあげられていた。急性骨髄性白血病や急性リンパ性白血病と闘っている子供たちの姿、骨髄移植後、GVHDや呼吸障害を乗り越えて退院し学校に戻れた男の子のことや、今年21歳になって完全治癒となって就職することができた青年のことなどが丁寧に紹介されていた。

番組では静岡県立こども病院を取材していた。Leuk-Talkメーリングリストでもお世話になった堀越先生が出ていた。こどもにも病名や検査結果、治療方針を包み隠さず話す姿に共感を覚えた。こどもたちも自分の病気を正面から受け止めて、積極的に治療に取り組んでいくようになるそうだ。そこまでいくにはたくさんの葛藤や弱気になったりもすると思うけれど、こどもはみんな頑張っている。

うちも友紀野はまだ2歳だったけれど、できるだけ病気のことを話すようにしていた。そのおかげか友紀野は苦いお薬も頑張って飲んだし、痛いマルク検査もじっと我慢してくれた。先生にも看護婦さんにもいっぱい誉めてもらった。

画面に映る子供たちは抗がん剤や放射線治療の影響で脱毛してしまっていたり、ステロイドの影響か骨粗しょう症になって車椅子になっている子供もいた。面会時間が過ぎてお母さんと涙のお別れなど、映し出される病棟の姿は友紀野がお世話になった病院と同じものだった。友紀野が病棟にいたのがまるで昨日のことのように思い出された。今でも病室に行けば友紀野が待っていてくれるような錯覚にとらわれる。

番組では、俳優の渡哲也さんによるチャリティコンサートの様子や、がんの子供を守る会の紹介もされていた。そして骨髄バンクへの登録呼びかけも紹介されていた。がんの子供を守る会には友紀野が喜んでくれると思い、お香典返しの代わりとして頂いたお香典を寄付をさせていただいた。

小児の白血病はいまや7割が治癒するまでに治療技術が進んでいると言われている。友紀野はその7割には入れなかったけれど、あの娘の治療や検査のデータは小児MDS研究会などに役立てていただくように主治医の先生にはお願いしてある。

少子化がすすみ小児科が減らされているとも聞くけれど、今でも闘っている子供たちはたくさんいる。はやく100%の治療法が確立されることを願うばかりだ。(父)

投稿者 ゆきの父 : 2002年11月04日 00:00

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