●骨髄移植日記(Day 0) 骨髄移植当日


●Day 0  by お父さん

名古屋のばあちゃん来てくれる。夏ちゃん、蒼ちゃんは通常通り預ける。私は会社を休む。午前中、ゆきのビデオを買いに行く。肌布団、タオルケットをばあちゃんが買ってくれる。買い物して直接病院へ。お母さんとばあちゃんは帰宅する。
13:30頃入室。ゆきはお昼寝していない。起き上がり元気な様子。早速、買ってきたビデオを見る。ゆきは「ピングーだ!」と喜んでいる。15:00、青りんごゼリー全部。ポカリを20ccくらい。歯磨きも自分でやってゴキゲン。パズル、絵本、アンパンマンビデオを楽しむ。看護婦さんも「まだ障害出てなくて状態いいですね」とのこと。
16:10夕食。メンチカツを「お肉だー」と言って食べる。ご飯も1/5くらい食べる。よかった。量こそ少ないが、全く受け付けないことなく自分から食べてくれるとこちらも安心する。苦いバンコマイシンもがんばって飲む。エライ。
準夜は何と看護士のMさん!移植は夕方からなのに大丈夫かと思ったが、ゆきの反応は今日は大丈夫。素直に血圧を測ってもらっている。
17:30頃、T先生が「お父さん到着しました」と入ってみえる。ドナー骨髄の袋を手に持っている。羽田に到着するのが少し遅れた様子。移植直前のステロイドやハプトグロビンの投与タイミングを電話連絡してくるらしいのだが、看護婦さんがやきもきしていた。もう始めて下さいとのことで開始していた後のT先生到着であった。骨髄を受け取りに行ってくれたK先生はお見えにならなかったので挨拶できず。点滴台にぶら下げられた骨髄には”ボランティア・ドナー”と書いてある。見つめていると涙が出そうになる。ありがたい。友紀野を助けて欲しい。
18:00に移植開始となる。CRPが3あり炎症反応あり。感染症のよう。その他は問題なし。移植開始直後にお母さんやってくる。友紀ちゃんさらに元気。Mさんが最初5分おきに血圧を測る。徐々に間隔を空けて15分おきに測る。骨髄の点滴速度を10m/h→20m/h→35m/hと上げていく。全210ml、細胞数は6×107/kgあるとのこと。3×107/kgで移植可と言われているので2倍量だ。成功率が上がるとのこと、期待したい。
20:30まだ骨髄の点滴は続いている。友紀野はビデオを見ているが、お母さんとともに帰宅する。2人一度に帰るとかわいそうではあるが、Mさんに任せる。T先生は24時くらいまでいてくれるとのこと。「後は待つだけです。」とのこと。「やっと移植まで来ましたね。」と先生も感慨深げだった。

友紀野のタンポポ畑
Copyright © 2002-2007 ゆきの父